キャッシュレス化のすゝめ【前編】

前編

ごきげんよう、私です。

 

軽減税率導入に伴い『キャッシュレス化』の議論が活発ですね。

 

キャッシュレス化反対の方の意見で、

「高齢者はクレジットカードの審査が通らない!」

「子供にクレジットカードは持たせられない!」

というのをよく見ます。

 

でも、

 

クレジットカードなんて持たなくてもキャッシュレス化はできるよ?

 

ということで今回・次回の2回に渡り、高齢者や子供でも使える3つのカードをご紹介!

※追記、注釈が無い限り2018年11月末時点での情報です。

 

 

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デビットカード

高校生以上であれば私はデビットカードをおすすめします。

 

「クレジットカードと何が違うの?」

「聞いたことはあるけど、使える場所は限られるんでしょ?」

って思ってる方、多いんじゃないですか?

 

実はめちゃくちゃ便利なカードなんです!

 

クレジットカードとの違い

クレジットカード(以下、クレジット)とデビットカード(以下、デビット)の決定的な違いは『即時口座引き落とし』という点です。

 

クレジットの場合はあらかじめ決められた引落し日があって、基本的にそれ以外の日に口座から引き落とされることは無いですよね?

しかし、デビットの場合は使ったその日その時に全額が即時口座から引き落とされます。(一部例外あり)

また、全額即時引き落としなので分割払いは出来ません。

 

そして基本的に審査不要です。

口座にお金が入ってないとそもそも使えませんからね。

発行元によって差異はありますが、15歳以上であれば発行可能というところが多いようです。

  デビット クレジット
引き落とし 即時 引落し日
支払方法 一括のみ 分割可
審査 不要 必要

 

種類

現在、日本で発行できるデビットカードは主に以下の3種類です。

  • J-Debit
  • VISAデビット
  • JCBデビット

 

『J-Debit』は日本独自のデビットシステムで、新たなカードや特別なカードを作る必要がなく、キャッシュカードがそのままデビットカードになります。

ただし、金融機関によって利用可能時間が限られていたり、コンビニ等で利用できなかったりと利便性に若干の難ありです。

 

『VISA』『JCB』はクレジットの国際ブランドと提携したデビットです。

「あれ?マスターカードは?」

と思った方もいるかもしれませんが、現在マスターカードデビットを発行している金融機関は国内には無いようです。(以前は東京スター銀行が発行していたらしいです)

 

使える場所

J-Debitが利用できる店舗はJ-Debit公式サイト『J-Debitナビ』で検索できるほか、以下のロゴを掲示している店舗で利用可能です。

 

VISAデビット、JCBデビットはそれぞれの加盟店で利用可能です。

分かりやすいのは以下のロゴを入り口やレジに掲示している店舗ですね。

VISAロゴ

引用:VISA

JCBロゴ

引用:JCB

 

また、VISAデビット・JCBデビットはネットショッピングでも、さらには海外でも利用可能です。

チケット予約やホテル予約などネット決済に非常に便利です。

発行元や店舗によっては利用できない場合もあるので注意してください。

 

発行

J-Debitに関しては前述の通りキャッシュカードをそのまま使用するので“発行”という概念はありません。

 

VISAデビットとJCBデビットは銀行で発行します。

発行する銀行ごとにポイント付与やキャッシュバックなど特典に違いがあります。

また基本的にキャッシュカード一体型ですが、一部金融機関では分離型も提供しているようです。

一例をご紹介します。

 

メガバンク系

メガバンクの強みは日本全国どこでも支店・ATMがあることですね。

 

ネットバンク系

日本全国どこでもPart2。コンビニATMの手数料無料などがメリット。

スマホからいつでも明細や残高が確認できます。

 

地方銀行系

地方銀行も国際ブランドに対応し始めました。キャッシュバックなど意外と特典が魅力的です!

 

この他にも多くの銀行が発行していますので、詳しくは以下のリンクをご覧ください。

VISAデビット

JCBデビット

 

メリット

ここまで色々ご紹介してきましたが、メリットをまとめると以下のような感じです。

  • 審査不要
  • 即時引落しで使い過ぎ防止
  • ネットショップ、海外でも使える(VISA・JCB)
  • キャッシュバックやポイントなど現金よりお得(VISA・JCB)

 

デメリット・注意点

メリットの多いデビットですが、もちろんデメリットや注意点もあります。

 

不正利用

VISAデビットやJCBデビットには不正利用に対する保護や補償が付帯しています。

しかし即時引き落としの都合上、不正利用であっても口座から一時的に引落しされてしまいます

また銀行によっては返金まで1か月以上かかる場合もあるということなので注意が必要です。

クレジットでもデビットでも同じですが、補償対象は原則として「所有者の故意・過失がない場合」です。

カードそのものやカード番号の保管・漏洩には注意しましょう。

また、利用頻度に応じて0円や10万円など上限金額を設定しておくことで一時的な被害を最小限に抑えることが可能です。

 

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでは決済システムの都合上、利用から請求まで1~2週間のズレが発生します。

そのため発行する銀行によってはガソリンスタンドでの利用ができません。

利用できる銀行の場合、利用時点での最低預金残高が設定されていることが多いです。(ジャパンネット銀行の場合は3,000円、楽天銀行の場合は10,000円)

 

ETC

デビットではETCカードが作れません。

考えれば当然ですよね。残高が足りなくてETCバーが開かなければ大事故につながります。

 

小中学生は作れない

デビットを持つためには口座開設が必要ですが、銀行によっては18歳未満や15歳未満といった年齢制限を設けています。

また、口座開設はできたとしても「VISAデビットを作れるのは15歳以上(中学生除く)」などの条件もありますので、中学生以下の子供が持つのは現実的ではありませんね。

 

 

さて、いかがでしたでしょうか?

次回は小中学生が持てるカード2種をご紹介したいと思います。

 

それでは、アデュ~♪

 

 

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