地域おこし協力隊は結果を出さなくて良い!

結果

ごきげんよう、私です。

 

2018年は本当に酷暑ですね。

この記事を書いている7月23日は都内で観測史上初の40℃超えが記録されました…。

 

さて、今回はタイトルで釣ってみましたw

何故こんなタイトルの記事を書こうと思ったのか。

そして、どういう意図なのかを書いていこうと思います。

 

 

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スキルアップ研修会

2018年7月20日、群馬県庁で『群馬県地域おこし協力隊スキルアップ研修会』が開催されました。

今回は2018年3月に任期満了で協力隊を卒業した小池準さん(下仁田町)と、中村茉由さん(片品村)の事例発表がありました。

実はこの研修には埼玉県の一部の協力隊も参加しております。

その埼玉県の新人隊員から卒業生に向けてこんな質問があったんですね。

 

「任期中、どうやって結果を残されてきましたか?」

 

たぶん事例発表や卒業生と交流する機会がある度に耳にする言葉ですね。

協力隊になろうと考える方や、自治体が採用する隊員は十中八九「真面目人間」です。

私のような“不”真面目人間は稀ですw

そんな真面目な方ほどやはり「結果」を気にしがちですよね。

まぁ当然なんですよ。

「結果」しか客観的に評価できるものがないですから。

 

しかし「結果」に捕らわれる必要は無い、

むしろ捕らわれてはいけないと私は思います。

 

 

3年間は短すぎる!

よく言われてることなんですけど、本当にそうだと思います。

3年間は短いです。

3年間で全ての隊員がボンボン結果出せるなら、

「自治体職員はどんだけポンコツだよ!」

って話になっちゃいますよねww

 

だから、結果を出す必要なんて無いんですよ。

5,000人全員がスーパーマンじゃないんですから。

 

もちろん公費が投じられている以上、

結果が出せるに越したことはないです。

 

もしあなたが地域に貢献したいと思ったなら、

「定住」という結果を残せば良いんです。

あなたが本当にそこに住みたいと思うなら、

市街地まで1時間の通勤とかも選択肢の1つだと思うんですよ。

 

よく1,200万円(400万円×3年間)かけて1人移住だけじゃコスパ悪いって言いますよね。

私もそう思います。

でも、0か100で語らなくても良いと思うんですよ。

0になるより、1でも5でも残るなら、残った方が良いに決まってるんです。

 

 

プラスの動機

定住も結果だとは言いましたが、絶対に勘違いしてほしくないのは、

「結果が残せないなら必ず定住しろ」ではないんですよ。

「何も結果残せなかったし、定住しないとダメかな~。」なんて考える必要全くありません。

むしろそんなマイナスの動機で定住しちゃダメです。

きっと後悔します。

必要なのはあなたの「住みたい」というプラスの動機です。

その気持ちが必須であり、大前提です。

 

全国的に人口減少・少子高齢化・都市集中しているんだから、消滅する地方集落は必ず出てきます。

その中から“残すべき集落を見つけること”が地域おこし協力隊の大事な使命の1つだと、私は以前から主張しています。

 

3年間過ごした結果、あなたが「住みたい」と思えるような集落であれば、

きっとそこには人やモノや景色や、何か残すべき価値があるんだと思います。

それを後世に残し、伝える。その一助として、あなたの定住という選択が意味を持つと思うのです。

 

 

以上! 結果にまるわるお話でした。

それでは、アデュ~。